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「宇宙日本食」&発売50周年記念ロゴ入り「やきとり缶詰」全国で発売!

その他2020.01.09

株式会社ホテイフーズコーポレーション(静岡市清水区、代表取締役社長:山本達也)では、おつまみやおかずとして食卓でおなじみのやきとり缶詰が、「ホテイやきとり(たれ味)宇宙用」「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙用」として、2019年の10月25日にJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の『宇宙日本食』に認証されました。これを記念して、JAXA『宇宙日本食』ロゴの入ったパッケージの商品を2020年1月より期間限定で、順次全国発売します。

「やきとり たれ味」は、1970年に世界初のやきとり缶詰として発売以来、2020年で50周年を迎えます。これを記念し、「おかげさまで発売50周年!」と感謝のメッセージも併せて入れた期間限定パッケージとしています。

やきとり缶詰マーケットにおける当社のシェアは7割以上を占め、販売数量は、年間約2,000万缶、この50年間で累計販売数9億缶(2020年1月現在)を越える人気商品です。

当社では、今回の認証及び発売50周年を節目ととらえ、今後とも多くの皆様に親しまれるよう、やきとり缶詰を中心に美味しさを追求し、安心・安全な商品づくりに努めてまいります。

※『宇宙日本食』の情報はJAXAのHP(http://iss.jaxa.jp/spacefood/about/japanese/)をご参照下さい。

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=創業から「やきとり缶詰」発売までのホテイフーズ ヒストリー=

■昭和8年(1933年)に海産物製造業から缶詰製造業へ転換、ミカン缶詰では静岡県下で上位

静岡県庵原郡蒲原町の旧家の一つである山本家の当主であった山本良作は、昭和7年(1932年)の当時、家業であるカツオ節や削り節を製造する海産物製造業の将来性に疑念を持ち、翌、昭和8年(1933年)に、清水で順調に業績を伸ばしていた缶詰製造業に事業を一大転換。「三共商会」(山本良作ほか2者の協力)を設立し、マグロ油漬缶詰製造を開始したのが始まりです。戦前の最盛時は蒲原町には「三共商会」をはじめ、7つの缶詰工場が操業していました。その多くは、マグロの油漬缶詰に加え、静岡特産のミカンを原料とした「ミカン缶詰」を製造していました。昭和13年(1938年)1月の調べによると、「三共商会」は、静岡県下では第二位のミカン缶詰の製造量を記録しています。

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マグロ缶詰製造ライン(昭和10~13年頃)
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ミカン缶詰製造ライン(昭和15~16年頃)

 

 

■戦時中は軍からの転用命令で、航空兵の防風眼鏡枠や防錆剤を製造、終戦直後は製缶業

戦時下では、静岡県下60余の缶詰工場が静岡県缶詰㈱に統合され、海軍航空本部からの突然の転用命令で、航空兵の防風眼鏡枠や防錆剤を製造せざるを得ませんでした。終戦直後は、缶づくりや駅前での売店運営などを行い、缶詰製造に向けた備えを続けました。

■缶詰製造の再開、工場を拡大、ドレッシングツナなど輸出製品を強化

昭和22年(1947年)に山本食糧工業㈱を設立し、戦前と同様のミカン缶詰とマグロ油漬缶詰を主力に缶詰製造を本格的に開始しました。昭和28年(1953年)~昭和38年(1963年)まで、蒲原町の第一工場改築、続いて第二工場新設、関連食品会社を次々に立ち上げるなど、業績を一気に拡大。一方、新製品の開発にも注力。冷凍ミカンやドレッシングツナなどの輸出向け製品に力を入れるなど、売上の80%を輸出が占める時代もありました。

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新製品「ツナスプレッド」をロンドンのスーパー店頭で販売(昭和41年頃)

■東洋一の缶詰工場、「富士川工場」の新設と「やきとり缶詰」の誕生

創業者である山本良作社長が逝去し、長男の幾太郎が新社長に就任。気仙沼、蒲原、清水、由比などの主力工場の整備、昭和42年(1967年)に、当時は東洋一の缶詰工場と言われた富士川工場を竣工しました。そして、昭和45年(1970年)に、世界で初めて、「やきとり缶詰」を製品化。それまで輸出中心だった缶詰業界は転換期を迎えており、国内向け商品の開発が急務となっていました。そこで安定供給可能な鶏肉を原料に、日本人になじみ深い「やきとり」を缶詰にしようと開発に至りました。「やきとり」の特徴である炭火焼きには徹底的にこだわり、当初は、お手製の炉でひとつひとつ手焼きしていましたが、すぐにヒット商品となり、生産が追いつかない事態となったため、試行錯誤の末、ベルトコンベアーの製造ラインに炭焼き装置を組み込むことに成功。缶のデザインには、人気漫画家のおおば比呂司氏の親しみやすいイラストを起用し、それが、現在まで、「やきとり缶詰」のイメージを訴求し続けています。

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現在の富士川工場エントランス
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発売当初の「やきとり缶詰」

 

 

■「やきとり缶詰」、50年の累計販売数は9億缶を突破!災害時の備蓄食としても注目

現在、「やきとり缶詰」の年間の販売数量は約2000万缶、50年の累計販売数は9億缶を越え、これは、東京ドーム1.5杯分に相当する量です。

また、「やきとり缶詰」は東日本大震災以降、備蓄食としても注目されています。賞味期限が3年と長いだけでなく、緊急時に不足しがちなたんぱく質や脂質を補給することができます。また、鶏肉の融点は豚肉や牛肉よりも低く、加熱しなくても口の中で自然に溶けやすいため、常温で美味しく食べられるという点も備蓄食向きと言えます。ちなみに静岡県は、国内の缶詰生産量では約3割、ツナ缶詰では97%を占める「缶詰王国」です。

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現在の「やきとり缶詰」シリーズ

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